感謝の言葉を伝えにきてくれたときは、うれしくて泣いてしまいましたね
「先生、私この高校にいきたいねん」。
受験を4カ月後に控えたある日。
生徒が突然、今の実力では到底届かない高校を受験したいと言ってきたことがありました。
彼女には今からでは難しいということを伝えましたが、意志が固く考えを改める気配はありません。
そこで私は新たにカリキュラムを組み直し、膨大な課題を与えました。
当初はこなせないだろうと思っていましたが、彼女はその高いハードルを泣き言ひとつ漏らさずにクリア。
それでも不安はありましたが、彼女は見事、志望校に合格してくれたのです。
合格発表のあと、保護者といっしょに感謝の言葉を伝えにきてくれたときは、うれしくて泣いてしまいましたね。